当たり前ですが、投資手段に関わらず個人が行う投資は余裕資金でなければいけません。これは誰もが口をそろえて言うことです。
はっきり言えば、なくなっても困らないお金であることが基本です。
もちろんなくなって惜しくないお金などありませんが、なくなっても諦められるお金でなければいけません。
その理由は、負け越して、生活できなくなるという危険があるからに他なりませんが、その他にも実は勝率や利益率にも大きく影響してしまうものなのです。
FXに限らず、投資は、お金に働いてもらうことが前提です。ですが、借金したお金というのは、稼ぎがよいとはいえません。
例えば、借金で運用する場合には、借金の金利以上の利益を上げなければいけないため、プレッシャーとなるのは簡単に想像できます。
もちろん、トレードの難易度が上がるのは計算するまでもありません。
それに返さなければいけないお金というのは、減ってしまうと確実に冷静さを失います。
冷静さを失うと、無理な手法で相場に参入してしまったり、自分の思惑に大きな期待を抱いてしまい損切りできなくなったりします。
こうなってくると、余裕資金であれば勝てたはずの相場で大損してしまうことにもなりかねません。
トレードで勝つのが難しくなる。これが借金を使ってトレードする場合の大きなのデメリットです。
そしてなにより、生活に困っているわけでもないのに、利息を支払うことが惜しくない人は、FXどころか、投資には向いていないといえます。
そもそも、どんな性格のお金でも大事に思えない人は個人で投資するのには向いていません。
それでは、実際に余裕資金、当面使う予定のないお金がない場合、どうやって投資資金を作るのかということですね。
最も有効なのは、お金を貯めることです。
資金がなければ、FXで一月1万円の利益を上げることはできませんが、月1万円を節約して1万円を作るのはそう難しいことではないはずです。
そうして貯めたお金を運用する、これが基本です。
実生活に影響のない金額をこつこつ貯めていけば、1年後にはある程度のまとまった金額になるはずです。
幸いFXは小額から投資できる方法ですから、積み立て感覚で、投資資金をやりくりすることも可能です。
この場合でも、生活費を当てることは禁止です。とにかく余計な精神的なプレッシャーは極力省くこと、これがFXで勝ち残るための有効な方法です。
ウラワザとしては、FXの新規口座開設の際に、色んな業者が行っている、キャッシュバックキャンペーンを活用する方法もあります。
口座を開設し、一定の条件を満たせば、数千円から高いところでは1万円以上キャッシュバックしてくれる業者もあります。
このキャッシュバックされたお金は、なくなっても困らないお金のはずです。
自分がコツコツ稼いだお金ではありませんので、プレッシャーという面ではかなり優位なお金ということになります。