日本人の平均的な胸のサイズは、年々変化しています。たとえば、1980年代と2000年代である現代とでは、一目でわかる大きな変化があります。
ここでは、日本人の平均的な胸のサイズについて、詳しく見ていきたいと思います。
胸のサイズの表記としては、AカップやBカップなどのカップサイズで表した場合が一番わかりやすいかと思いますので、カップサイズで表記していくことにしましょう。
では、まず1980年代における日本人女性のカップサイズから見ていきます。以下が1980年代における日本人女性のカップサイズの割合となります。
・Aカップ:58.6%
・Bカップ:25.2%
・Cカップ:11.7%
・Dカップ:4.5%
このデータから見てみると、1980年代における日本人女性の平均となっている胸のサイズは、58%を示している最も割合が多いAカップであると言って良いでしょう。
そしてDカップ以降のカップサイズがまだ無かったということが、非常に特徴的です。それでは次に、1990年代における日本人女性のカップサイズの割合を見ていきます。
・Aカップ:32.3%
・Bカップ:30.5%
・Cカップ:21.4%
・Dカップ:10.0%
・Eカップ:5.6%
・Fカップ:0.6%
EカップやFカップの大きいカップサイズの割合が増加していたり、Aカップの割合が減少していたりと、
以上のデータを見ただけでも、この10年で大きな変化があったことが一目でわかるかと思います。
では、最後に2000年代である2004年における、日本人女性のカップサイズの割合を見ていきましょう。
・Aカップ:10.2%
・Bカップ:27.8%
・Cカップ:27.8%
・Dカップ:21.5%
・Eカップ:10.0%
・Fカップ:2.1%
・Gカップ:0.6%
このように、2004年のデータでは大幅にAカップの割合が減少しています。
現代の平均的な胸の大きさとしては、同様に27.8%であるBカップまたはCカップであると言えるでしょう。
しかし、カップサイズだけを見ても、どうしてここまで大きな変化があるのでしょうか。この現象には、時代の変化が大きく関係していると言えます。
まず、近年、胸の大きな日本人女性に増加傾向が見られていることについては、食生活が欧米化してきたことが原因として挙げられます。
ですが、食生活だけが原因ではありません。
1980年代頃には、胸が大きいことが恥ずかしいことと思われていたため、大きな胸を隠している女性がとても多く見られていました。
このため1980年代では、実際のカップサイズよりも小さめのブラジャーを買っていた、という傾向が強くあります。
そしてその後、時代の流れによって、1990年代~2000年代では、大きな胸をきれいに見せるという傾向になってきたため、
実際のカップサイズのブラジャーを買う人が増え、Aカップの割合も大きく変化してきたのではないか、と言われています。