ニキビが出来ていると、ニキビの部分ばかり考えてしまいますが、自分の肌の状態をよく考えないと大変な間違った対応をしてしまうことになります。
ニキビは一般的に脂肌の人がなりやすく、皮脂の過剰分泌によるものだというイメージがありますが、肌のバリア機能が低下しているケースが多いということは既に書いたとおりです。
敏感肌さんは、化粧品でピリピリしたり赤くなったり、と少しの刺激でも肌のトラブルを引き起こしやすいのですが、
これも同じくバリア機能がうまく働いていない状態だと考えられます。
敏感肌さんの場合、イオウやピーリング効果のあるニキビ用化粧品は刺激が強く感じられることが多いと思います。
また、洗顔もスクラブ入りの洗顔料や消炎効果のある洗顔料も強い刺激がありますので、トラブルの原因になることが多いです。
刺激の低い洗顔料をよく泡立てて優しく洗い、洗顔後は柔らかいタオルで抑えるように拭くと刺激が少なくなります。
ゴシゴシ洗ったり拭いたりするのはNGですので気をつけましょう。
ニキビには水洗顔がいいの?
人間の肌は、本来ターンオーバーの機能を持っています。
宇宙飛行士の向井千秋さんの旦那さんの向井万起男さんはお医者さんですが、著書で人に言いたい秘密として
「お風呂で石鹸などで体を洗う習慣がない」と書かれています。
なぜなら放っておいても垢として剥がれ落ちるからということです。
これは、衣服に守られて水洗いでも充分な体には通用しても、女性の顔の場合はそうはいきません。
色々なサイトで「水洗いでニキビが治った!」などの紹介がされていますが、皆がそんな訳ではありません。
女性はファンデーションやアイシャドウ、マスカラなど油分を含む化粧品で顔を、ある意味では汚しまくっているわけです。
水洗いで簡単に落ちるような、ほぼメイクをしていない人には水洗いでも充分かもしれませんが、それ以外の人は必ずメイクを落とすことが重要です。
そして、オイルクレンジングの人は必ず、ダブル洗顔をすることが基本です。
ニキビ用のピーリング効果のある洗顔も一定の効果があります。
むやみに、水洗顔に変えるのは危険なので気をつけましょうね。