様々な分解を司る一大拠点、肝臓の機能低下と口臭

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みなさんは、肝臓という臓器がどのような働きをしているかご存知ですか?

肝臓は、人間の臓器の中で一番大きく、他の内蔵の管理を行う司令塔のような役割を果たしています。

その機能の中でも、よく知られているのがアルコールの分解ではないでしょうか?

肝臓の機能によって、人それぞれアルコールをどの程度摂取しても大丈夫か決まっているというのは、多くの人が知り及ぶところで有ると思います。

さてこの肝臓の分解機能ですが、実はアルコールだけではなく、他にも様々な人体にたいして有害な物質を分解する作用を持っています。

この肝臓機能が低下してしまうと、本来ちゃんと分解されるはずであった有害物質が体内に分解されずに残ってしまうことになるのです。

そうして引き起こされるのが、口臭の問題です。

では、何故有害物質の分解が停滞すると口臭になってしまうのでしょうか?

肝臓は胃腸などと違って食道や口と直接繋がっている臓器ではないので、口臭に直結するとは考えにくいのではないでしょうか。

しかし、それは間違いです。

有害物質の分解が停滞するということは、それらの物質がそのまま体内に残ることになるということです。

その有害物質が体内を回り回って、口臭として現れることになるのです。

さらに肝臓は、他の臓器の管理や維持も司っている臓器です。

そのため、この肝臓の機能が低下すると、連鎖するように他の臓器の機能も低下することになります。

そうすると、胃や腸、腎臓などを原因とする疾病型の口臭を引き起こす原因ともなりえます。

肝臓は、自分を修復する機能が強いために、中々その変調を表さない沈黙の臓器と呼ばれています。

そんな中で、この口臭は肝機能の低下を知るための数少ない指標として利用することができるのではないでしょうか。

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