近年、不妊症の増加の原因として肥満による影響が指摘されています。
肥満によりホルモンバランスを崩し、排卵障害の原因となります。また、冷え性による生殖機能の低下も大きな原因とされています。
これらを解消するために適度な運動が必要となるのです。これは女性だけの問題ではありません。
男性も肥満や冷えによる生殖機能の低下が問題視されています。
ホルモンバランスや自律神経を整えることで生殖機能も安定し、更に下半身部を鍛えることで血行不良が完全されるためにED(勃起不全)の改善に近づくことができると言われています。
女性においては、肥満だけでなく痩せすぎていることも問題です。筋力の低下により、自ら熱を生み出す機能が弱まっている可能性があります。
また自律神経の失調からくる冷え性も少なくなく、男性同様にホルモンバランスや自律神経の安定が必要不可欠と言えます。
それではどのような運動が効果的なのでしょうか?一部、紹介しましょう。
呼吸を意識しながら毎日30分程度のウォーキングを行うことで自律神経を刺激し、副交感神経に働きかけることができます。
血流も改善され、眠りの質も良くなり、リラックス効果もあります。
太ももや胸、背中の筋肉を伸ばすことで結構が促進され、高いリラックス効果が得られます。
ウォーキング等と違い、室内で手軽に行うことができるという利点もあります。
ゆっくりな動きで無理なくできますし、呼吸法などを通して血行改善やダイエットだけでなく、心の安定にも繋がります。
不妊症改善に必要な心身の健康に働きかけることができるのです。
その他、水泳などの有酸素運動を毎日30分程度継続して行うこともお勧めです。
これらの運動が自律神経を整え、血行を促し、生殖機能を高めます。
そうして排卵が促され、着床するのです。
尚、着床期には激しい運動は控える必要がありますので基礎体温をつけながら調整するといいでしょう。
また、不妊治療中の場合には、一度、医師に相談してみることをお勧めします。
適度な運動は、ホルモンバランスや血行、自律神経を整えるだけでなく、不妊症の主な原因であるストレスの発散にも役立ちます。
元気な赤ちゃんに出会うために、定期的な運動を心がけましょう。