妊娠しやすいからだとはどんな状態なのでしょう。
ひとことで言い表すならば、「健康なからだ」であると言えます。
肥満や痩せすぎの場合には生理も不順になり、排卵や着床もうまく機能しない可能性が高くなります。
また、ヘビースモーカーであったり極端な量の飲酒、偏った食生活は他の病気を併発する可能性もはらんでいます。
心の健康も欠かせません。
ストレスを溜めやすい性格の場合には、それが原因となり、ホルモンバランスや自律神経の失調を招き、それが生殖機能の低下に繋がるのです。
それらの問題を解決して、健康なからだを作るためには、まず食生活の見直しが必要となります。
バランスの良い食事の摂取や、規則正しい食習慣はもちろんですが、ここでは不妊症に効果があるとされている食べ物を紹介します。
ザクロは子宝のシンボルとして、風水などでもよく用いられる食べ物です。
しかし、それだけでなく実際にザクロは不妊症に効果があるとされています。
ザクロの成分が女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするため、生理不順や着床障害といったホルモンバランスの問題緩和には効果的と言えます。
冷え性は不妊症の大きな要因の一つです。
冷え性が改善された途端に妊娠した!という方もいるほどに、冷えと不妊症は密接に関わっています。
妊娠後の冷え性も流産の危険因子となりますので、食事療法での冷え性対策は欠かせません。
冷え性には良質のたんぱく質、鉄分、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB群(特にB1,B2)を多く含む食品の摂取が良いとされています。
たんぱく質は比較的多くの食品に含まれています。
肉類、魚介類、大豆製品、卵などをバランスよく摂取することが大切です。
鉄分は肉類ではレバーや赤身の肉に多く含まれ、魚介類では貝類やイワシ、煮干し、青魚に多く含まれます。
また野菜でもひじき、青のり、パセリ、ほうれん草、海藻類、大豆といった多くの食材に含まれていますので、バランスを考慮して摂取しましょう。
また、夏は特にアイスクリームや冷たい清涼飲料、冷たい食べ物を摂取しがちですが、これは体温の低下に繋がりますのでストレスにならない程度で控えるほうがいいかもしれません。
調理の際に気をつけたい点としては、砂糖の使用を控え、黒糖や氷砂糖、はちみつで代用することをお勧めします。
白砂糖は実は体温を下げる作用があるのです。
他にも酢やマヨネーズにも身体を冷やす働きがありますので、過度の摂取は控えたほうがいいかもしれません。
摂取する食材を厳選し、調理方法や調理過程にも留意することで随分冷えが改善されます。
足りない分はサプリメントで補うなどの一工夫が妊娠への近道になります。
マカとは南米ペルーのアンデス高原に自生しているアブラナ科のハーブです。
このハーブには滋養強壮の効果があり、男性、女性療法の生殖機能を活性化してくれます。
元気な精子を作り出し、女性にとっては着床障害の改善などにも良いと言われています。
人間の健康は食事からとはよく言いますが、食事はからだや心を支えていることに違いはありません。
食事療法は胎児に有害となる可能性がある薬物などと違い、妊娠中でも継続して行える利点もあります。
すぐに始められる簡単な方法でもありますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。