ロスカットレベルというのは、各業者によって違いがあり、自分でロスカットレベルを選択できる業者もあります。
また、ロスカットレベルが高いほうが良いのか低いほうがいいのかはその投資スタイルによって異なりますので一概には言えません。
ロスカットレベルが低ければ低いほど、実際にロスカットになった場合、口座に残る金額は少なくなります。
ロスカットレベルが高ければ高いほど、強制執行されやすくなります。自分に最適なロスカットレベルは、その投資スタイルによっても変わってきます。
一般的には、長期ポジションをロスカットにならない限り保有し続けるのであれば、低いほうが有利でしょう。
何度も売買を繰り返していく場合には、資金が残りやすくなる高めのロスカットレベルであったほうが、再起しやすくなるでしょう。
次に、ロスカットとレバレッジの関係を整理してみましょう。
ロスカットレベルが証拠金維持率100%の業者の場合、必要証拠金と同額にまで口座残高が減った場合にロスカットになります。
この場合のレバレッジは、その口座の最大レバレッジである筈です。
一方、ロスカットレベルが20%の業者はいつロスカットになるかというと、必要証拠金の5分の1になった時点でロスカットになります。
この時のレバレッジはその口座の最大レバレッジの5倍になります。
最大25倍のレバレッジ運用が出来る口座であれば、ロスカット時の実行レバレッジは25×5で125倍ということになります。
最大レバレッジが25倍までなのに何故、25倍を超えるレバレッジでもロスカットされないのか、疑問に思うかもしれませんね。
これは単純にポジションを建てるための必要証拠金が25倍までということであって、実行レバレッジとは異なるためです。
つまり、ロスカットレベルの低い業者ほど、最大の実行レバレッジが大きくなるということです。実行レバレッジが高いということはそのままハイリスクに繋がります。
つまり、ロスカット比率は、低ければ有利なのではありません、低いほどハイリスクであると考えて下さい。
ですが、ハイリスクであるということは裏返せば、ハイリターンを望めることになります。
ロスカット比率が証拠金維持率100%の業者はたくさんあり、探すのに苦労はないかと思われますので、逆にロスカット比率の低い業者をちょっと紹介します。
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