口臭には様々な原因がありますが、そのほとんどはやはり口にあるといいます。
口腔内で悪臭の原因となるような細菌が増殖することで発生する口臭が一番多いのです。
そして、この口臭を普段抑えているのは、実は唾液です。
唾液には、口臭の原因になる悪臭を発する細菌の増殖を抑える作用があるため、唾液が分泌されると口臭が抑えられます。
逆に言えば、唾液の分泌が少ない時には口臭が発生しやすいということになります。
そこでここでは、唾液の分泌を促して口臭を予防する方法をいくつか紹介します。
まず、唾液の分泌に根本的に必要となるのは水分です。
そのため、以降に紹介する方法を取る前に必要なのは、多くの水分を摂取するということになります。
水分は水での摂取をお勧めします。
お茶やコーヒーだとカフェインが歯に付着して臭いの原因になりますし、ジュースなども臭いを持っているので、無臭の水で水分を摂取するのが一番です。
そうして十分に水分を摂取した上で、以下の方法をお勧めします。
まず一つ目は、ガムを噛むことです。
ガムに限らず、咀嚼をする際には多くの唾液が分泌されます。
ここでお勧めしたいのは、口臭対策用のガムを噛むことです。
そういったガムを噛めば、ガムによる消臭効果と唾液分泌による口臭抑制効果が両方見込めるため一石二鳥です。
他にも、レモンや梅干などの酸っぱい物を口に含むという方法があります。
酸っぱい物が口に含まれていると、唾液の分泌が増えるのは、経験があることだと思います。
この方法を使う時の注意ですが、レモンはともかく梅干はそれ自体が強い臭いを持っていますので、新しい口臭を作ってしまわないようにしましょう。
このように、唾液を分泌させることで出来る口臭対策はいくつかありますが、これらの方法で出来る口臭対策は限度があります。
人が元より持っている力を増幅するだけですので、過信はしないようにしましょう。
もしこれらを試してもまだ口臭が気になるなら、ブレスケア用品などを使用したほうが確実だと思います。