朝起きたらとりあえず、新聞を読みながら一杯。
仕事をしながら一杯。お昼時にも一杯。仕事が終わって一杯。
というふうに、一日何杯もコーヒーを飲むという方、少なくないのではないでしょうか?
昔からコーヒーにはカフェインという成分によって眠気覚ましの効果があると言われて愛飲されてきました。
このカフェイン、確かに眠気覚ましの効果は多少あるのですが、逆にデメリットとも言える効果もあります。
それは、口臭を発生させることです。
カフェインは、興奮作用を持った成分で、コーヒーの他にもお茶やコーラなどにも含まれています。
しかし、このカフェイン自体に臭いがあるわけではありません。
それでは何故口臭が発生してしまうのか?
それは、カフェインに唾液の発生を抑制してしまう効果があるからです。
大部分の口臭の原因は、口腔内で悪臭を発する有害な細菌が増殖することにあります。
そして、唾液にはこの細菌の増殖を抑える効果があります。
そのため、カフェインによって唾液の分泌が抑制されてしまうと口臭が発生してしまうのです。
それでは、どのように対処すれば良いのか。
一番根本的なのはコーヒーやお茶などを飲む量を減らすことです。
過剰摂取しなければ唾液の分泌抑制効果はそこまで顕著には現れません。
しかし中には量を減らすのが辛いという方もいらっしゃるでしょう。
実はカフェインには依存性があるため、習慣的に飲み続けているとやめるのが難しくなります。
そういった場合には、ガムを噛むなどして唾液の分泌を促してやることが、口臭対策として良いでしょう。