ひどい便秘に悩まされている人は年齢を問わず多いと言われています。
便秘に伴う体調不良としては腹痛やお腹の張り、嘔吐やめまいなどがあります。
女性の場合は肌荒れや吹き出物などに悩まされて憂鬱な気分になります。
便秘を解消するためには適度な運動をしたり、食生活を見直すことが大切ですが、仕事が忙しかったり、育児に追われていたり、
なかなか思うように実践できない場合も多いと思います。そんなときの強い味方が便秘薬です。
便秘薬にはいろいろな種類があります。
まずミルマグなどに代表されるマグネシウムを使った便秘薬です。マグネシウムの作用により便を軟らかくして出やすくします。
マグネシウム中毒などの危険性もありますが、効果は緩やかです。
ピコスルファートナトリウムは腸の動きを活発にします。
コーラックなどに用いられる成分です。効果は10時間前後で現れます。
同様に腸の動きを促すものにビザコジルがあります。スルーラックなどがそうです。
こちらはもう少し効き目が早く1-2時間と言われています。
とくに強い作用があるのはセンノシドです。これは植物のセンナを成分としてもので大腸を刺激して排便を促します。
このように便秘薬に含まれる成分は様々でこれらが組み合わさって配合されているものもあります。
効果は個人差がありますので、使用してみて自分の体質にあったものをみつけましょう。
便秘薬を初めて使用する人には効果が出やすく、腹痛や下痢などを起こす危険性があります。
効きすぎると短時間で何度もトイレに駆け込まなければならなくなります。
便秘薬を服用する上で最も気をつけなければならないのは便秘薬に依存することです。
便秘薬に頼りすぎると自分の力で便を出すことが困難になります。
耐性がつき、最初は2錠だったのが3錠、4錠と増えていきます。
一時的に便秘薬に頼るのはかまいませんが、運動を心がけたり、食物繊維の多い食事をとるようにしたりと根本的な体質改善をする努力をしましょう。