fx会社が開催している初心者向けのfxセミナーなどに興味はありますか?こういったものはもちろん無駄ではありませんが、セミナーを受ければ勝てるようになるとは限りません。
また、初心者セミナーレベルの内容であれば、その気になれば独学でも十分に学ぶことが出来ます。
昨今のfxブームから、世間には様々な有料セミナーも溢れています。
内容も会場セミナーだけではなく、インターネットセミナーやDVD販売によるセミナーなど、種類は様々ですし、その中には悪質な金儲けのために高額なセミナーも存在します。
問題はそうした様々な種類のセミナーのい中から、自分にあったものを探すことが出来るか、またそこで得られる知識を、自分が活用できるのかということになります。
例えば、システムトレードを志す人は、マクロ経済を専門的に学ぶより、プログラムの勉強でもしたほうが有意義でしょうし、
ファンダメンタルズ分析で相場を読み解こうとしている人に、EAの作り方に関する知識はあまり必要とは思えません。
また、残念ながら、投資には運という不確定な要素がありますから、正しい知識を身につけたとしても、勝てるとは限りません。
それでも、学ばなければならない事はたくさんあるのです。
例えばの話ですが、ねずみ講は、参加しただけでも犯罪です。
ですが、騙された人がネズミ講だとは知らなかったと主張しても(実際に、このビジネスは法的にネズミ講ではありませんなどとと、会員を募集するネズミ講は多数存在します)、
参加したことには変わりありません。騙されたほうが悪いのです。
ではなぜ、ネズミ講は犯罪だと知っていながら、いまだにネズミ講に引っかかる人がいるのでしょう。
それは、騙されやすい性格のせいではありません。それをネズミ講だと判断するだけの知識が無いからに他なりません。
日本人は、投資や金融商品に関する教育が全く行われていません。それどころか、楽して儲ける人間は悪徳だと見なされる風潮さえあります。
そして正しい知識を得ないまま大人になり、あからさまに怪しい投資商品に騙されてしまうどころか、騙されていることにすら気付かない人間になってしまうのです。
何が言いたいのかというと、有益な情報かを判断できる人間で無ければ、有益な情報にはたどり着けないと言うことです。
そのためには出来る限り、広い知識が必要です。浅く広くで十分ですので、可能な限り、広範囲な情報に目を向けて下さい。
知識の広さは、情報を取捨選択する目を養います。
その浅い知識と情報の中で、自分が必要とする知識となる可能性のあるものを、突き詰めて学んでいけば良いのです。
セミナーを受講すれば、勝てるようになるという幻想をお持ちであれば、それを捨ててください。
まずは、自分が学びたいものは何なのかをきちんと把握するのが先です。
そして、そのセミナーを受けることで、自分が必要とする知識が手に入るのだと判断すれば、そのセミナーはきっとあなたにとって有益なものになるでしょう。
何を学ぶべきかを見極めることが出来るようになる知識、それがfxを学ぶ最初に必要な知識となります。