ここではズワイガニの産地について紹介していきます。ズワイガニがとれる地域は非常に様々で、全国各地にズワイガニの産地は存在しています。
そしてその産地ごとに「ズワイガニブランド」というものが作られ、ズワイガニという名称とは別のブランド名が付けられているズワイガニも数多くあるんですよ。
それでは、ズワイガニブランドごとにズワイガニの産地を紹介していきましょう。
まず有名なズワイガニブランドである「越前ガニ」から紹介していきます。
越前ガニという名称はズワイガニの中でも特に有名なものなので、皆さんもよく耳にすることがあるかと思います。
または越前ガニという名称は知っていても、ズワイガニとは違う種類にカニという認識をしていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
越前ガニはあくまでもズワイガニのブランド名なので、カニの種類というわけではないのでその点はよく覚えておきましょう。
そんな越前ガニの産地は、主に福井県の海域になります。「越前海岸」などで水揚げされるズワイガニであることから、越前ガニというブランド名が付けられるようになりました。
越前ガニを食べたい場合には、やっぱり産地である福井県に行って食べることがおすすめですね。
ぜひ越前ガニの旬である11~3月の時期に新鮮な越前ガニを食べに福井県に行ってみてはいかがでしょうか?
次に紹介するのは「松葉ガニ」というブランド名を持ったズワイガニです。
松葉ガニの知名度は越前ガニほどではないですが、比較的よく知られているズワイガニブランドになります。
そして松葉ガニの特徴は産地が非常に多いことがまず挙げられますね。
松葉ガニというブランド名でズワイガニを売っている産地には、兵庫県、京都府、島根県、鳥取県などがありますが、
これらの産地で獲れるズワイガニはほとんどが松葉ガニというブランド名となっています。
松葉ガニが獲れる産地では、ズワイガニを松葉ガニと呼ぶことが当たり前となっていますが、例えば関東地方などの、
産地以外に住んでいる方々の間では、これほど多くの地域で松葉ガニという名称で呼ばれていることはあまり知られていません。
松葉ガニというブランドは主に産地を中心として栄えているのです。
松葉ガニは兵庫県、京都府、島根県、鳥取県の山陰で獲れることが特徴で、さらに細かくブランド分けしている産地もあります。
例えば島根県の隠岐諸島で獲れた松葉ガニは「隠岐松葉ガニ」、鳥取県で獲れた松葉ガニは「鳥取松葉ガニ」と呼ばれています。
そして京都府の丹後半島にある「間人港」で獲れる松葉ガニは「間人ガニ」、兵庫県の津居山港で獲れた松葉ガニは「津居山ガニ」と呼ばれています。
松葉ガニという大きなブランドから、さらに産地によってブランド分けされていることが松葉ガニの特徴になります。
でもこれだけ多くの産地があったら、どの産地で獲れた松葉ガニなのかわからなくなりそうですよね。
そこで松葉ガニの脚に付いている「タグ」が、松葉ガニの産地を見分けるポイントになっています。
隠岐松葉ガニは青地のタグ、鳥取松葉ガニは白地に赤色のタグ、間人ガニの場合は緑色の丸い形をしたタグに、
「間人ガニ」と書かれ、津居山ガニの場合はプラスチックでできた青色のタグが付けられています。
ちなみに福井県産の越前ガニの場合は、黄色のタグが付けられています。
このように産地によってタグの色でブランド分けされていますので、どの産地で獲れたズワイガニなのかが一目でわかるようになっています。
産地でズワイガニを選ぶときには、タグの色を参考にズワイガニを選んでみてくださいね。