「たんぱく質とアミノ酸」

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3大栄養素の一つであるたんぱく質。テレビCMの影響もあって、今やご存じの方も多いと思いますが、たんぱく質は、アミノ酸で構成されています。

たんぱく質は、それぞれ、すべて異なる構成を持っています。例えば、牛乳のたんぱく質、卵のたんぱく質、アジ、サンマ、大豆など……、同じものは一つとしてありません。

したがって、おのずとそれらの体内での働きや作用も違ってきますが、 基本的には、たんぱく質は筋肉や臓器などの構成成分となり、また、酵素やペプチドホルモン、神経伝達物質などの原料にもなります。

通常、毎日の食事から摂取されたたんぱく質は、分解・合成を繰り返し、いわゆる、新陳代謝が行われることで、私たちのカラダは、常に最新の状態に保たれています。

たんぱく質の働き

1、1gあたり、4kcalのエネルギー源となります

2、筋肉および内臓を構成する成分となります

3、ペプチドホルモンを合成するために必要

4、神経伝達物質を合成するために必要

5、免疫機能を高めます

さて、たんぱく質を構成するアミノ酸ですが、種類は約20種あります。

ちなみに、「アミノ酸様」と表現される「アミノ酸によく似た物質」もありますが、それらの成分や物質に関しては、別の機会に紹介したいと思います。

20種のうち、9種類は成人の体内で合成できないアミノ酸で、( 乳幼児〜子どものうちは1種類多い10種類)これらは食品などから摂取しなければなりません。

これらを「必須アミノ酸」と呼びます。必須アミノ酸には、主に以下のような働きがありますが、パッと見ても、きわめて重要な役割を担っていることがわかります。

1、<バリン>成長に関与するほか、血液中の窒素バランスを調整する

2、<ロイシン>肝機能を円滑にする

3、<イソロイシン>成長促進、神経機能の補助、血管拡張、肝機能の向上

4、<リジン>身体の組織を修復し、成長に関与、ブドウ糖の代謝の促進、 単純疱疹の予防および解消、肝機能の向上

5、<メチオニン> ヒスタミンの血中濃度を下げ、抑うつ症状を治療する

5、<フェニルアラニン>抑うつ症状の治療、気分を高揚し血圧を上昇させる

6、<スレオニン>成長促進および脂肪肝の予防

7、<トリプトファン>神経伝達物資セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンの原料となる。

9、<ヒスチジン>成長に関与するほか、神経機能補助の役割を担う

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乳幼児〜子ども

<アルギニン> 脳下垂体を正常に機能させ、成長ホルモンを合成、体脂肪の代謝サポート、筋肉組織、結合組織の強化、精子数増加、免疫反応サポート、尿の合成などに関与する。

一方、体内で合成されるアミノ酸としては、アスパラギン酸、グルタミン酸、タウリンなどがよく知られていますが、その他、いくつか紹介したいと思います。

1、<アスパラギン酸>神経伝達物質の原料、アンモニアの排出、窒素やエネルギーの代謝に関与、ミネラルの運搬

2、<グルタミン酸>アンモニアをグルタミンに変換、排尿の促進、窒素やエネルギーの代謝に関与

3、<タウリン>正常な血圧を維持、心臓の働きの強化、肝臓の解毒作用の強化、インスリン分泌促進、コレステロール胆石の溶解、気道収縮の予防

4、<グリシニン>コレステロール、インスリン、中性脂肪の血中濃度低下

5、<レクチン>免疫系の活性化、赤血球を凝集させる

6、<グルテンペプチド>痛みの緩和、体温の低下、安定、呼吸抑制、血圧の低下、胃液の分泌を抑制、腸のぜんどう運動を抑制

7、<カゼイン>カルシウム、ナトリウムの吸収促進、痛みの緩和、 消化管の機能調整、免疫系の活性化

なぜ、最近、アミノ酸が注目されているのでしょう?

それはやはり、普段の食事だけでは十分な栄養補給ができないことに、多くの人が気付き始めたからではないでしょうか。

アミノ酸をサプリメントで摂る場合、一つの大きなメリットがあります。

健康なカラダづくりから、ダイエット、美肌、若返り、日々の活力まで、≪それぞれの目的に合わせて摂ることができる≫ことです。

薬では健康になれません(病気は治してくれますが)。栄養をたくさん摂って、ぜひ、積極的に健康を心がけてください

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