ニキビを治す方法は皮膚科に通院する、美容外科などでケミカルピーリングをする、
また、外用薬や漢方などの内服薬やサプリメントを定期的に使用するなど、いくつも考えられます。
皮膚科の場合は、定期的に通い続ける必要性がありますが、お医者さんに診てもらえるので、ニキビ治療そのもの他にも、
ニキビ体質を改善する食生活など日常のことや、適切な化粧品の選び方も教えてくれます。
ただし、開院時間など、定期的に通い続けるのが困難なこともあるでしょう。
一方、外用薬の治療は、手軽に出来て費用もそんなにかかりません。
自分にあった治療薬を選び、適切に使うことができれば、一番楽な治療方法かもしれませんね。
しかし、ニキビのできやすさそのものを治すことはできませんので、その点は理解しておきましょう。
内服薬や漢方、サプリメントは、長期的に服用をすることで、徐々にニキビができにくい体質へと改善していく効果が期待できます。
ご自身に合う内服薬・サプリメントに出会うまで、かなり時間がかかるケースもありますが、ニキビを根絶させたいと望む方にはぴったりの治療法だと思います。
ただし、効果的に治療するためにも規定の用法・容量を守り、正しく服用しましょう。
ニキビと食べ物
まずは、ニキビに悪い食べ物の摂取を控えることからはじめましょう。
糖分や油脂を過剰に摂取すると、皮脂の分泌が多くなり、ニキビの原因になります。
また、アルコールや刺激物を過剰に摂取すると、毛細血管を拡張させ、皮脂の分泌が活発になります。
大人ニキビの対策としては、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシンなどなど)ビタミンCを豊富に含む食材を多く食べると効果的だといわれています。
ビタミンB群といっても様々な種類があり、含まれる食材もたくさんありますが、主に豚や牛のレバーや豚肉など肉類、かつおなどの魚類、卵や牛乳などに含まれています。
しかし、脂性肌でニキビが気になる人は、植物性たんぱく質である大豆などの豆類からビタミンB群を摂取するとよいでしょう。
ちなみに、口内炎や口角炎または目の充血などの症状にも悩まされることが多い人にはビタミンB2がオススメです。
ビタミンB2を多く含む食材には、うなぎ、アーモンド、モロヘイヤ、しそ、焼き海苔などがあります。
また、ビタミンCを多く含む食材は、パセリなどの緑黄色野菜や、アセロラなどの果物です。
ここで豆知識!
ビタミンB群とビタミンCは同時に摂取することで効果を高めてくれますので、面倒な人はサプリメントを上手に組み合わせて摂取するとよいですよ。
ニキビピーリング
近年、日本でもニキビをピーリングで治療する患者さんが増えてきました。
欧米などの先進国では、当たり前のことだったのですが、日本はやや遅れて浸透しているため、ピーリングの治療効果などが、イマイチ伝わりにくい現状にあるようです。
ケミカルピーリングは、一般的にフルーツ酸と呼ばれる薬品により、皮を剥がす治療方法です。
古い角質をきれいに剥がして皮膚の再生を促すことで、ニキビのみならずシミ、小じわなどに効果があります。
ご自身の肌状態や体調と相談しながら、2週間に1回程度の割合でピーリングを施術します。
施術後すぐにメイクをすることができるので、お仕事がある方でも心配ありません。
ケミカルピーリングが恐い、治療費が高くて続けられそうにないという方には、古い角質を除去してニキビの治りを早くしてくれるピーリングソープもオススメですよ。
VOCEなどの美容雑誌で評判のアイナソープは年間6万個以上を売り上げているそうです。
他に、AHA配合と書かれているソープはピーリング効果があります。
ただし、ピーリングソープは週に1回を目安に使ってあげましょう。