諦めかけていた綿帽子、お嫁さんになれた日

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私たちの出会いは社内の人事です。彼が新しく私の上司になりました。彼はまじめで、仕事熱心で、頼りになるので、私が先に彼に好意を持ちました。

社内の人には内緒で2人は付き合うようになりましたが、彼はバツ一だったのです。

少しして、私の同期が結婚する時部署も同じだったので2人とも出席をしました。彼女はとても幸せそうでした。

私は自分だったらどうだろうと想像しようとしましたが、相手は2度目の結婚になります。きっと結婚式は挙げることはできないだろうなと思いました。

そんな私の姿を見て、彼も思うところがあったのでしょうか、数日して彼が私にプロポーズしました。

同期の結婚式に出席した時、彼は私にウエディングドレスを着せてあげたいと思ったそうです。

ただ、あまり派手な式にはできないけれど、両家の親戚で、顔合わせの様な式にしようという事になりました。

私は子供の時に見たお嫁さんの綿帽子に憧れていました。ですから結婚式ができるとわかって彼にそれをお願いしたのです。

彼はウエディングドレスをイメージしていたみたいなので、両方できるように、いろいろな打ち合わせをプランナーさんと繰り返しました。

30人程の式になりましたが、心のこもったよい式ができたと思います。

最初に綿帽子で、神前で式を行った後、披露宴でお色直しをして、ウエディングドレスになりました。

芸達者な親戚の方が歌などを披露してくれて和やかに結婚式が進みました。彼の両親も親戚の方もみんな私を歓迎してくれました。

いい結婚式だったね。やっぱりやって良かったね。彼の言葉に、この幸せがいつまでもずっと続きますようにと、願いました。

そして、彼と温かい家庭を作りたいと思いました。

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