同級会で久しぶりに会った時、彼は凄く大人に見えて学生の時とは別人のようでした。すぐに私たちは付き合い始めて、やがて彼はプロポーズしてくれました。
私は妹と2人姉妹でした。ですから父は、私たちのことをいつも心配していて、彼のことを話した時は、怒って黙り込んでしまいました。
母が私の味方をして父をなだめてくれました。
彼が私の両親にあいさつに来た時、すごく緊張しいて、「御嬢さんを僕にください」と言いう声が上ずっていたので思わず助けたくなりました。
もしかしたら怒り出すかもしれないと、心配したのですが、父は「娘をよろしく頼む」と言ってくれました。
それまでは、彼のことを気に入らないような言い方だったのですが、やっと打ち解けたようでした。
私はチャペルでの結婚式に憧れていたので、教会が隣接している結婚式場に決めました。
すぐ隣の教会で式を挙げて、式場で披露宴ができるというものです。同級生という事もあり、誰を呼ぶのか、会社の人や親せきの人の席順はどうするのか。
いろいろ面倒なことも多かったのですが、料理やケーキ、お返し物を選ぶのは楽しかったです。
当日、ウエディングドレスに包まれて、父に手をひかれてバージンロードを歩き、彼のもとに連れて行かれました。
その時、もしかして泣いているかもしれないと思うと父の顔を見ることができませんでした。
チャペルでの結婚式で、みんなに祝福されてとても幸せな気持ちに包まれました。
それと同時に、多くの方々の前で永遠の愛を誓い、改めて一生二人で力を合わせて良い家庭を作っていこうという気持ちになりました。
私たちは、こんな風に素晴らしい結婚式を挙げて、新しい人生の船出をすることができて良かったと思います。