老廃物で体内に居座り続ける便 発生ガスは出口を探し口臭に

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便秘は、腸内に便が長時間溜まってしまいます。

腸は、食物からいろいろな栄養を取り込むため、血液が集中していますから、老廃物となった腐敗した便が長期間腸に留まることで、

毒素が血液から体内に入り込み、身体のあちこちで腹痛や吹き出物、頭痛、腰痛などの症状を現します。

その中でも、便秘は口臭の原因にもなると言われています。

前述したように腸内では食べ物から栄養を体内に取り入れる働きがあります。

腸内には善玉菌と悪玉菌が存在していますが、便秘によって腸内は悪玉菌が優勢になりバランスが崩れます。

このようになると腸内の悪玉菌は、腸内に取り込まれた食物の中にある炭水化物や脂肪、タンパク質といった栄養素を腐敗発酵させてしまい、結果悪臭ガスを発生させることになります。

これが、俗にいう「おなら」としてお尻から体外に排出されることになりますが、便が詰まった状態ですから、ガスは腸内に溜まることになります。

この悪臭ガスが排出されないため、口臭となるわけです。

便秘によって腸内で発生したガスは、腸壁に張り巡らされる非常に多くの血管から血液に吸収され、体内を巡り、やがて肺に辿り着くのです。

血液は、生命に必要な物質や不要な物質を体内中で吸収し、また排出するために運ぶ役目を持っています。

腸内で発生した不要な物質である悪臭ガスも、血液はきちんと排出しようと肺へと運ぶわけです。

お尻から「おなら」として排出されていたはずの同じ成分で構成されるガスですから、口臭でどのような臭いがするのか、というのは想像が容易と思います。

口臭もいろいろと原因があります。

口内だけで発生する口臭であれば、ガムなどにより抑制できますが、肺や胃など体内から生じる口臭を解消することは容易ではありません。

便秘で口臭に問題があるようであれば、根本原因である便秘の解消に努めましょう。

 
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