筋腫は数ヶ月の時間をかけて小さくする

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あなたの子宮にある筋腫の大きさはどのくらいでしょうか?こぶし大?5cm?2cmでしょうか?

手術で切除すべき大きさだったり、何も治療せずに経過観察だけだったり、ホルモン療法で小さくしたりする場合があります。

ホルモン療法で筋腫を小さくする場合、治療を初めてすぐに結果が出るわけではありません。

子宮筋腫は卵巣ホルモンであるエストロゲンが原因で大きくなったりすることがわかっています。

このエストロゲンの分泌を抑えるために、脳の下垂体に働きかけることで、卵巣ホルモンの分泌を抑える治療法がホルモン療法です。

脳の下垂体はホルモンを分泌する働きをもっている器官です。

下垂体に働きかけることで脳に閉経したと思い込ませて、女性ホルモンの分泌を抑え、排卵や月経を止めたりして筋腫を小さくすることができます。

脳をだますのですから、すぐに効き目が出るわけではありません。

一ヶ月ほどで月経が止まっても、またすぐ出血したりすることもあって筋腫が小さくなる効果がでるまでに数ヶ月かかることもあります。

体を閉経と同じ状態にするのですから筋腫は小さくなりますが、閉経の時期にでる更年期障害のような副作用が出てしまうこともあります。

副作用がひどいときは女性ホルモンを少し投与して副作用が改善されることがあります。

ホルモン治療は数ヶ月かけてやっと効果がでます。

なかなか筋腫が小さくならずに焦ることもあるでしょうが、焦らず落ち着いて、治療を続けましょう。

途中でどうしても続けるのが苦しくなってしまったら、我慢しすぎずに主治医に相談して長い治療を乗り切りましょう。

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