血圧が高くなるのには原因がいろいろ考えられますが、何が原因なのか特定するのが難しいことがあるのもまた事実です。
しかし、原因は何であっても、血液の流れが良くない状態になっているということは確かです。
血液の流れが良くないために、心臓が血液を送り出すために無理をすることになり、そのことが血圧を上げることに繋がっているからです。
ということは、逆に考えれば血流を良くすれば血圧は下がるということですよね。
そこで、血流を良くすることを考えた場合、そのためのツボが指先にあります。両手の全ての指先にこのツボが存在するので、１本ずつ指圧するようにしましょう。
指圧の仕方としては、指の一番先を、人差し指が爪の方に行くようにしながら親指と人差し指で挟み、親指で圧力を加えるというものです。
ゆっくり力を入れ、少しの間その強さで押し、またゆっくり力を抜いていくという方法で指圧できます。1回につき10秒くらいで、それを3分程度続けると効果が期待できます。
また、耳にも高血圧に効くツボがあると言われています。降圧帯と呼ばれるツボなのですが、これは耳の裏側にあります。
上部の外側の、へこんだ場所にあるのですが、ここを両耳同時に人差し指を使って、上下に擦るように刺激すると効果が期待できます。
主なものはこの二つとなりますが、他にも高血圧に効果があるとされているツボはいくつか紹介されています。
このように、高血圧に効果があるとされるツボが存在していますので、血圧の異常が気になる人は試してみるとよいでしょう。
しかし、ツボ療法に効果があるとしても、それだけに頼るのではなく、日頃の生活習慣を改善することも同時に考えてみましょう。
そうすることで、塩分の取り過ぎなど生活習慣が原因となっている場合、高血圧の根本的な原因を取り除くことができる場合もあるからです。
その方が、治療法だけに頼るよりもさらに効果的ですよね。
生活習慣で気をつけることとしては、バランスの良い食事をすることや、ストレスをためないこと、
飲酒や喫煙を控えることなど、血圧以外の体の健康を保つためにも必要であるとされることが挙げられています。
そのため、そういったことも意識しながら、ツボ療法などを取り入れることでさらに血圧の異常を改善することに繋げていきましょう。