青汁と断食を組み合わせた、少食による健康法があるのをご存知でしょうか?
甲田光雄さんという大阪大学出身のお医者様が提唱した方法で「甲田式断食」「甲田療法」などと呼ばれています。
甲田式の特徴は、極端とも思われるほどの「少食」と、食の中心となるのが「青汁」というところです。
肉、卵はなるべく食べず、「食べる前に、出す」といった、デトックスのような考え方が基礎になっています。
断食と青汁食で、老廃物を出すことで、自然治癒力を高めることも、特徴の一つと言えるかもしれません。
甲田式で使われる青汁は、市販のものではなく、生野菜を自分でミキサーなどで粉砕して作る「生青汁」と呼ばれるものです。
これと、玄米、豆、小魚が食の中心となります。断食を行うのは、朝で、朝食抜き。更に、断食を行った日の食事は、全体に少食となっています。
(甲田氏の説明によると、朝食抜きで太るのは食べ過ぎだそう。相撲取りはこの方法で体重を増やしている、というのがその根拠。)
午前中、断食を行い、摂取するのは水分だけ。午後は、少なめに食事をとり、全体の摂取量はかなり減るけれど、それで体調が悪くなることはない、といいます。
青汁は5種類の野菜をミキサーにかけて手作りします。
根菜と葉物野菜を取り混ぜて作るのが望ましく、そこにりんごを加えると味がよくなる、と推奨されています。
現在の食生活は、過剰なエネルギー摂取となっており、そのため人体は過剰な脂肪やコレステロールを溜め込んでいて、
老廃物も速やかに排出されない状況である、というのが甲田式断食の主張です。
甲田光雄氏自身は、1日1食の少食で健康な体を維持していると著書の中で説明しています。
宗教色を感じさせる部分もありますが、著書も出されており、ご自身も長期にわたって実践されておられるご様子なので、
興味がある方は、本をご覧になってみるのも良いかもしれません。