子供の頃の思い出です。小学校ぐらいの頃ですが友達の家に遊びに行ったとき、トマトジュースを出されました。
市販のものではなくジューサーを使って作ったものでした。基本的にトマトは嫌いで、ましてトマトジュースなんて飲んだことがありません。
でも子供ながらに『トマトジュースは嫌いです』っていうのが悪いことのような気がして、我慢して口にしました。
意外にさっぱりして美味しかった。それ以来トマトが食べられるようになったのです。
私の子供の頃はトマトジュースぐらいしか健康飲料はなかったのですが、今はいろいろな野菜ジュースが出ていますね。その殆どにトマトが含まれています。
さて、昔ながらのトマトジュースと緑色野菜のジュース、いわゆる青汁と、どちらかを飲まなければいけないとしたらあなたはどちらを選びますか?
好みの問題もあるとおもいますが、私は青汁を選びます。
飲みやすさで比較すればトマトジュースの方に軍配が上がるのでしょうが、栄養面で考えると青汁のほうが優れていると思うからです。
基本的な青汁は緑色野菜を何も加工せずそのまま使用します。対してトマトジュースは熱処理を行います。
この時に重要な栄養素が損なわれてしまう可能性があるのです。またカロリーにも違いがあります。
標準的な青汁のカロリーは10Kカロリー前後です。たいしてトマトジュースはその倍以上のものがあります。
この違いは飲みやすさの追求のためトマト以外の果物の果汁を加えているところから生じます。
飲みやすさについても最近の青汁は初期の物よりも青臭さが抜け、より進化を遂げています。
『不味いけど体にいい』から『美味しくて体にいい』へと変化しつつあるのです。
家族に同じ質問をしたところ「トマトジュース」と即答されました。青汁は不味いという観念があるのですね。
私に言わせればトマトジュースも何も加えなければ結構後味が悪いと思うんですが、皆さんはどうでしょうか。
良薬は口に苦し、とはよく言ったものです。