保健所でエイズ検査を受ける方法と検査ガイド

エイズ・性感染症の予防と早期発見を目的として、全国の保健所で無料でエイズ検査を受けることができます。

また、HIVの感染というのはデリケートな問題を含むだけに、プライバシーや個人情報に配慮して、検査は匿名で受けることができますので、

HIV感染の不安がある方はもちろん、積極的にこのエイズ検査を受けていただきたいと思うのです。

エイズ検査を受けたいけれども、どのように検査が行われるかたわからず、それが不安で検査を避けているという方もいるかもしれません。

そこで、検査を受けてみようという方が1人でも増えてくれればと思いますので、ここで保健所でエイズ検査を受ける方法と、検査の内容についてご紹介してみたいと思います。

まず、保健所での検査は匿名が基本ですので、自分の居住している自治体の保健所以外でも検査を受けることができます。

家の近くや知り合いに会う可能性のあるようなところで検査を受けたくないという人は、あえて遠くの保健所で検査を受けることも可能です。

保健所で受けられる検査は、HIVだけではなく、同時に HIV、梅毒、クラミジア、淋菌の検査を受けることができます。

これは、それらの性病に感染していることでHIV感染のリスクが高くなることもあり、HIV感染予防の観点からも、これらも項目を一緒に検査することをおすすめします。

検査が実施されている日や時間は、保健所によって異なります。

各保健所ではエイズ検査の日程などを事前発表していますので、事前に日程などを確認し必要であれば直接保健所に問い合わせをしてみましょう。

保健所での検査では、一度の検査あたりの定員がきまっているため、検査を受けるためには事前に予約が必要になる場合がほとんどです。

予約方法なども保健所によって異なりますので、各保健所の情報を確認してください。

検査の流れは、予約した日に保健所へ行き、検査の申し込み用紙などに記入します。

その際、氏名や連絡先などは一切聞かれることはありませんので、検査の内容は全て予約番号によって管理されます。

申し込み用紙を記入したら、希望した項目の検査を受けます。結果は、およそ2週間後に再度保健所を訪れて、そこで説明されることになります。

保健所によっては、その日のうちに結果が分かる即日検査が受けられるところもありますので、

即日検査を希望する場合には、事前に即日検査に対応しているかどうかも問い合わせておくといいでしょう。

検査は通常の検査でも即日検査でも、結果の正確性に差はありません。

ただし、匿名、無料の検査のため証明書等の発行は保健所ではできません。プライバシー保護の観点から結果は口頭での説明のみになります。

証明書などが必要な場合には、保健所ではなく医療機関で検査を受けるようにしてください。