ＭＴＦ（Male to Female。性的自認が女性である、肉体性別が男性である人）。
女性の服装をしてみたい人。コスプレをしてすきなキャラクターとの一体化をはかりたい人。
宴会の余興で。恋人の趣味。それぞれいろんな理由で女装をする方がいるでしょう。
女装にかかせない事は、女性の象徴ともいえる豊かなバストを再現することです。
方法はいくつかあって、どれを選ぶかは個々人の選択によるでしょう。
１つめは、ホルモン注射や手術。
これは外見上に明らかに変化が現われ、「女性に戻っていく」ための方法です。
女装、というよりも、「女性に戻りたい」「本来の自分にかえりたい」と願うＭＴＦ、性同一障害の方のためのものです。
後戻りはきわめて難しく、周囲、特に家族の理解がなければ肉体的にも精神的にも厳しいので、カウンセリングも含め、慎重に決めていくことが大事です。
次に紹介するのはサプリメントによるもの。
植物性の女性ホルモンを供給するものから、ミネラルなどの栄養素を与えることによって美肌に導くものまでさまざまです。
手術よりも安く、自分でやめることもできるのですが、摂取量が増えればその分副作用が出る危険性もあります。
かといって摂取量を少なくするとほとんど効果がない、という場合もあるのです。
もともとサプリメントもバストアップ自体も個人差が大きく、万人に効く、というわけではないという性格のせいもあるでしょう。
ここから先は、単純に「男性のままで女装を楽しむ」人の為の再現方法です。
余興やコスプレ、恋人の好みなどの場合はこちらで十分間に合うでしょう。
体に変化をもたらさず、胸だけを大きく見せたいというのであれば答えは簡単、人工乳房をつけてしまえばいいのです。
今はシリコン製が主流ですので、さわり心地も自然であり、形も美しく仕上がります。
専用のブラジャーも販売されているので、調べてみるとよいでしょう。
もっともポピュラーな方法ですし、値段も安価なので試すのも簡単です。
性別はグラデーションのようなもので、女性か男性かにはっきりわかれているものではありません。
前述のＭＴＦの人でも、「手術をして戸籍も女性にして、完全に女性になりたい」と願う人もいれば、「女装だけで十分」という人もいます。
女装する理由もさまざまで、個人のおかれている状況や性自認、趣向による部分も大きいので、
一概に「このバストアップ方法が女装にいい」と乱暴に言い切る事はできません。
女性がバストアップ方法を試行錯誤するように、自分にとって最善と思える方法を選んでください。