私たちは高校の時から友達でした。卒業してから、もう会えなくなると思った時初めて大切な人と気付きました。
喧嘩をしたり仲直りしたりしながらずっと付き合っていたので、どちらから言うでもなく2人は結婚すると思っていました。
近くに結婚式場がオープンしたので、何気なく「一緒に見に行こう」と誘ってしまいました。
別に深い意味はなかったのですが、「まだプロポーズしてないのに、どうして先にそれを言うの。」と彼はあわててしまいました。
「せめて僕にプロポーズさせてくれよ」照れたように彼はプロポーズをしてくれました。
おっちょこちょいな私の発言で、結婚が決まったと言っても過言ではありません。何と言ったかは内緒ですが、気が付いたら涙があふれていました。
当たり前に彼と結婚すると思っていた私が、感動するほど真剣に、彼は将来のことを考えていてくれました。
結婚式場は、日によっていろいろなブライダルフェアが用意されており、どんな式にしていくのかを具体的にイメージしやすくなっていました。
「館内デートツアー」や「料理試食フェスタ」「ドレス試着体験フェア」「ブーケ手作りフェア」など、どれをとっても楽しそうで、何度も彼と足を運びました。
式までは1年あったけど、両家のご挨拶や、結納、誰を招待するか決めたり、招待状を作ったり、式場の体験フェアに行ったり、打ち合わせに行ったり、新居を決めたり。
仕事を続けながらだったので、結構忙しかったです。
教会で式を挙げ、隣の建物で披露宴をしました。
招待客の方々にあまり負担をかけたくなかったので、スピーチは少なめに、スライドなどで、私たちの紹介をさせていただきました。
お父さんお母さんに向けた手紙を司会の方が読み始めると内容がわかっていても涙が出てきて、お父さんもお母さんも泣いていて、とても感動しました。
式場の方の細やかな気配りのおかげで、とてもよい式になりました。
この結婚式を通して私たちはこれからも力を合わせてやっていくという事を実感しました。
お互いをより大切にすることができるために結婚式は大切だと思います。